OLYMPUS DIGITAL CAMERA
  • June 01, 2017
  • diary

カンナ8号線

「カンナの花が風に揺れてた中央分離帯」

「波をバックに焼き付けたかった瞼の奥に。」

中央分離帯にカンナの花が咲いていないが、

私にとってのカンナ8号線は『環八』ではなく、国道134号線のこのカーブ。

古い絵はがきのように、少年時代から変わらない風景。

梅雨入り前のこの季節が好きだ。

しかし今日はすこし先走り気味に、夏の空が広がっている。

 

 

風も穏やか、波もなく、波乗りたちも午睡のひと時。

撮られる必然のない写真たち。

だけど、そこにいつかの自分の眼差しを感じている。

 

 

昨晩の嵐が名残が残る。

雲の影が水溜りを横切る。

 

 

想い出にひかれて、ここまで来たけれど
あの頃の二人はもうどこにもいない

 

 

 

カンナ8号線-松任谷由実

チェックのシャツが風にふくらむ
うしろ姿を
波をバックに焼きつけたかった
まぶたの奥に
それははかない日光写真
せつないかげろう
胸のアルバム閉じる日が来るの
こわかったずっと

雲の影があなたを横切り…

想い出にひかれて
ああ ここまで来たけれども
あの頃の二人はもうどこにもいない

カンナの花が燃えてゆれてた
中央分離帯
どこへ行こうか待ちどおしかった
日曜日

いつか誘って昔のように
笑いころげたい
うらまないのもかわいくないでしょう
だから気にせずに

ドアを開けて波をきこうよ…

想い出にひかれて
ああ ここまで来たけれども
あの頃の二人はもうどこにもいない

想い出にひかれて
ああ ここまで来たけれども
あの頃の二人はもうどこにもいない

想い出にひかれて
ああ ここまで来たけれども
あの頃の二人はもうどこにもいない

想い出にひかれて
ああ ここまで来たけれども
あの頃の二人はもうどこにもいない

 

 

 

ただちょっとだけ、口ずさんでみたかっただけ。

カンナ8号線。