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  • December 20, 2015
  • diary

港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ

アムステルダムにはダムがある。ダムに囲まれた町なのだ。

リトル・アムステルダムは横須賀にある。米軍基地の町。

港に空母が入ると、ぱっと賑わうドブ板通り。

かつてはヨーコもここにいた。今でも新しい店ができると

阿木耀子が来るらしいというのは、今や都市伝説なのか?

 

 


 

NEW TOKYOもある。NEW TEXASも。NEW YORK, NEW YORKもある。

どこも怖くて入れない・・・。と思いきや、意外と自由に出入りできます。

大体どこもキャッシュオンで500円で飲めます。私が20歳の時から変わりません。

 

(ここでギターの前奏、デデデデンデンデ♪デデデデンデンデ♪)

一度だけ入った店に、木の実ナナ(仮称)がいてさ、

「一杯だけいい?」と聞くから「いいよ」というと

仲間と二人、ビール二本で五千円取られたっけ、

だけど、それもいい人生勉強。もう一回出直して来な。

(タタンタンタンタタッ♪)

アンタ、あの娘のなんのさ?

港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ

ひょっとしてあれがヨーコだったのか?

 

 

ヨコスカは不思議な町だ。通りを歩いていると、自然とバンド演奏の音が聞こえてくる。

そして音が鳴っているとアメリカ人がふらっとお店に入ってくる。

そしてきっと阿木耀子も入ってくる。

 

 

港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ

作曲:宇崎竜童 作詞:阿木耀子

 

一寸前なら憶えちゃいるが 一年前だとチト判らねェなあ

髪の長い女だって ここにゃ沢山いるからねェ

ワルイなあ 他をあたってくれよ

アンタ あの娘の何んなのさ

港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ

半年前にやめたハズさ

アタイたちにゃアイサツなしさ

マリのお客をとったってサ

そりゃもう大さわぎ

仁義を欠いちゃいられやしないよ

アンタ あの娘の何んなのさ

港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ

ハマから流れて来た娘だね

ジルバがとってもうまくってよお

三月前まで いたはずさ

小さな仔猫を拾って晩に

仔猫といっしょにトンズラよ

どこへ行ったか知らねェなあ

アンタ あの娘の何んなのさ

港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ

横須賀好きだっていってだけど

外人相手じゃカワイソーだったねェ

あんまり何んにも云わない娘だったけど

仔猫と話していたっけ

前借り残したまんま 一月たったら おサラバさ

アンタ あの娘の何んなのさ

港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ

たった今まで 坐っていたよ

あそこの隅のボックスさ

客がどこかをさわったって

店をとび出していっちまった

ウブなネンネじゃあるまいし

どうにかしてるぜ あの娘

アンタ あの娘に惚れてるね

港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ

 

 

アンタ あの娘の何んなのさ

ヤドカリ