
- September 26, 2016
- diary
鴨川ホルモン
金曜の夜に息子が突然帰ってきた。予告なしにである。
週末に高校の文化祭があるのだという。
なので帰ってきたのだが、今朝は普通に朝帰りだった。
まあ普段いないので、いつ帰ってきても問題はないのだが、
お母さんは振り回される。だけど今日の夜はヨコスカポートマーケットで買ってきた、
葉山牛のホルモン焼き!をホットプレートで焼いて食べた。
お母さんは、息子が食べればそれで安心。
息子は息子で、多少無理してでも食べる。いつの世も、その図式は繰り返される。
かつて私は、そのせいで小学生にして胃を患った。
あまりにもの、ご飯の食べすぎで胃が悪くなってしまったのだ。
実に毎食、吐くまで食べた。

ところ変わって、2016年夏の京都の鴨川。
息子は、寮のお祭りでこの川の中を走って上流の橋まで駆け登るレースに出たそうだ。
もう一つのレースにも出たそうだ。それはヒッチレースと言って、
目隠しをされてどこかわからない場所に車で連れて行かれ、無一文で帰ってくるというもの。
ヒッチハイクするのもよし。働いて金を稼いで帰ってくるのもよし。
今年は島に飛ばされた先輩が、1週間島の民家でお世話になってお土産までもらって帰ってきたそうだ。
北海道に飛ばされた先輩は、行きずりの看護師のお姉さん宅に3日居候をして、鏡月2本と5,000円をもらい、
しかし北大の寮で麻雀に負けて鏡月1本を失い、一発勝負の競馬で当てて帰りの飛行機代を捻出したらしい。
息子は、乗鞍岳の山頂に、短パンとビーチサンダルのまま置き去りにされて、それでもたくさんの方の親切に巡り会い、無事、翌日学校までたどり着いた。
こんな楽しい学園生活、寮生活ならば授業に行かなくてもしょうがない・・・。
とは言えない。
出てくれ、出てくれ、授業には出てくれ・・・!

ところで、京都で食べたホルモン焼きの味は忘れられない。
今まで食べた、どんな肉料理もかなわない。甘い味付け、とろける舌触り。
これぞ「鴨川ホルモー」ならぬ、「鴨川ホルモン」か!?

東寺の近くにあるこのお店はお好み焼きやでもある。。。ボロくて安いが、今では予約がないと入れないほどの人気。
食った食った!ここでなら食倒れてもいい。
こんなに食う息子に、毎日ご飯を提供していた私の母さんは幸せ者だったかも!?
なんて、突然自分の親孝行説を唱えてみたくなるくらい、美味しくていっぱい食べた。
だから息子よ、あなたもいっぱい食べなさい。帰省するなら、限界まで胃袋に詰め込む覚悟で、
そしたら授業の話は、もうしないから・・・。