
- December 10, 2016
- diary
桃色吐息
たいてい朝は夜明けとともに犬に起こされる。
空が明るくなるにつれ階下からソワソワした挙動が伝わってくる。
しかしこの日は、私は夜明けの前に目覚め、朝焼けの予感とともに、
寝ている犬を置き去りにして、近くの海岸へ出かけた。

寒い。本当に寒い。吐息も凍る。
そして、雲一つない空の色が、だんだんと変化していくのがわかります。

犬が西向けば、尾は東。
日の出直前、西の地平線にはぼんやりと富士山が浮かび上がってきます。

東はオレンジ、西は桃色。
私の白い吐息も桃色に染まる。

朝から会議?
この犬何でしょ?犬の吐息はゴールデン。

寒い朝でした。今日の会議はこれで終わり。
鳥も後からついていく。

朝はいい。夜明けは最高。
これからすぐに家へ帰って犬を起こして散歩に出よう。
喜ぶうちの犬の吐息も桃色。
太陽は既に僕らを照らしてる。