
- June 10, 2017
- diary
海
海はいいな。
海に来た十代が、水の中に入る確率は100%?
しかしここは河口なのでちょっと危ない。
そんな親心で心配していると、きちんと公園の管理のおじさんがやってきて
「君たち危ないよ!」と言っていた。
「は〜い!」なんて言いながらいっこうに海から上がる気配なし。

そのうち一人が浜に上がり、歩いて行ってまた戻ってきた。
そしてまた入った。ここは風呂か!?

しかし、平日の人が少ない海はいい。
水の中で、なにやら会合でもしているのだろうか?
十代のある時期しか見えないものがある、見えない空間がある。
今、波打ち際の水の中に立つ自分を想像してみよう。
辺りを見廻す。足元には冷たい水。自分の周りも全て冷たい水。
なんて優しく冷たい水。
きっとそこには、この世の全てがあるように思えるだろう。
いや実際に、全ての答えがそこにある。
そんなことも、大きくなるときっと忘れてしまう。
社会の荒波の中、
何かに迷い答えが見つからない時、その時はまた海に来るといい。
そして、水の中に足を漬けてみるといい。
そんな空想で胸をいっぱいにし、うんうんと頷きながら写真を撮る私が
怪しい者ではありませんと証明するのは、容易なことではないだろう。