
- May 12, 2013
- diary
海辺の生活
「生活」って、ちょっとウェットな感じだけど、
「就活」や「婚活」みたいに、「生きること」を活動してるって思えばしっくりくる。
「今」この瞬間を生きる事を考えたとき、「海辺の生活」ってまさにその通りの言葉だなって思える。
じゃあ例えばHAWAIIでの生活のように絵に描いたようなビーチスタイルか?といえばそんな訳でもない。
サーフィンは泳ぎが苦手で断念したし、砂浜で日光浴なんてもうここ何年もしていない。
だけどそれでも、
春の冷たい海の波打ち際に、おそるおそる足を浸けたとき。
夕方、風向きが変わって海からの風が窓から吹き込んで来た時。
生活する(「生きること」を実感しながら活動するための)場所としてはこれ以上は無いと感じる。
生まれ育ったのがこの海辺の町だったせいもあるかもしれないけど、
多分、内陸では生きて行けないと思う。
「海は広いな、大きいな」ってくらい、海には何も無いから、
救われる気がする。海は自然に自分を放っといてくれる。
そして純粋に美しいと感じる。
だから好きだと思える。

「海」からおそわった、緩やかな時間の流れのなかで人と話し、いっしょに考え
生まれて来たアイデアを形にして行く、
そんな緩やかで非効率で非生産的なスパイラルの中で
何かをひとつひとつ形にして行きたい。
(松村 正承)