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  • June 19, 2016
  • diary

愛は頑張っている

愛は頑張っている。愛と言っても「橋本愛」である。

検索すると容姿端麗なポートレイトの数々と一緒に、沢山の悪口ヒットする。

芸能界は怖いところだ。だけどそんな荒波に揉まれながらも頑張っている。

 

先日、偶然AKBの総選挙をテレビで見た。

なぜ、こんな娘たちが政治家のように、

後輩やファンに配慮した所信表明演説をしなければならないのか?

本人たちの意思だからいいのでは?といえばそれまでだが、

大人たちが巧妙に、本人たちの意識の中に

当事者意識を芽生えさせているところに違和感がある。

 

かつてのアイドルは、自分たちは消耗品だと意識して、

いつかは芸能界を抜け出そうとして頑張っていた。

山口百恵は「私にゴールは、数え切れない人たちの胸じゃない」と歌い、21歳で芸能界を引退した。

キャンディーズは「普通の女の子に帰りたかった」と言って解散している。

自ら命を絶ったアイドルもいた。

 

言わずとも芸能界はスノップである。

なのに朝の爽やかな時間のTVはスノップなゴシップで埋め尽くされている。

本当に視聴者はそんなことを求めているのだろうか?

 

「これはあなた方が見たがっているスノップなワールドですよね。」

巧妙に1億人が引きずり込まれている。1億人が目撃者にさせられてしまっている。

誰かがTVとお茶の間の境を無くしたことは罪であろう。

もはや芸能界に夢もロマンも 愛もない。

 

しかし、そんな荒野のような世界で、「愛」は頑張っている。

真っ暗闇のミッドナイトで、「愛」は頑張っている。

彼女は自分が消耗品だとはっきりわかっている。

だからこそ刹那で愛おしく思う。

 

そんな「愛」がリスペクトする「大森靖子」

「大森靖子」が好きだということで、私も社会や家庭でdisられるかもしれない。

だけど「愛」の勇気には敬意を払いたい。

なぜなら「愛」一人では頑張っているから。

 

そして

最後に「愛」は勝つ

 

 

 

 

大森靖子『ミッドナイト清純異性交遊』