yashic2
  • January 29, 2016
  • diary

危機管理と熱

こんにちは、ケンです。

 

みなさんリスクマネジメントしていますか。

 

例えば写真の管理。

私は子供が生まれてからというもの、鬼のように写真を撮ります。

スマホでパチパチ、デジカメでパチパチ。

毎日鬼のように写真が溜まっていきます。

 

日々溜まっていくその写真たちが一瞬で消えたら…

そんな恐ろしい事態を防ぐために私はPC内で管理しつつ、

同じものを外付けHDにてバックアップしています。

かつ、Flickrにも大事な写真をさらにアップロード、バックアップしています。

非常にめんどくさいです。できることならやりたくない。

 

でも、今の時代何が起こるかわかりません。

急にFlickrのデータが消えるかもしれないし、

明日災害が起きてPCも外付けHDもなくなってしまうかもしれない。

 

親として子供の写真を保存するという作業は、

将来の子供のためにも重大な任務です。失敗は許されない。

 

しかし日々の仕事や家事に忙殺され、

バックアップどころかPCに写真を取り込む作業すらできていない since昨年夏ころ。

息子は今1歳2ヶ月ですが、Flickr上の息子は6ヶ月のまま。

まずい。ちゃんとできていない。

 

そんななか、先日晩酌のお供にWolfgang TillmannsのFreedom From The Knownという

大好きな写真集を眺めていたところ、

「ふぃ、フィルムで撮りたい!」熱があがってしまい、

正月帰省する際、誤って実家の自分の部屋行きの段ボールに入れてしまった

コンパクトカメラYASHIKA T4を取り戻すべく、

昨日親に送り返すよう連絡を入れました。

 

デジタルは半年危機管理できていない上、フィルムまで追加されたら

我が家の危機管理システムは破城してしまうでしょう。

 

でも撮りたいのです。スナップしたいのです。

 

 

ちなみにWolfgang Tillmannsはデザイン学校出身なので、

結構自分で装丁デザインするのですが、これがカッコイイ。

インスタレーションなど見ると、完全にデザイナーの脳みそだなぁと思います。

 

ブルータスと写真集

ティルマンスの撮ったコンコルドが表紙のBRUTUSと一緒に。

 

リスクを冒してまで、フィルム代という結構馬鹿にできないお金をかけてまで、

撮る価値はあるのか。

 

あるのです。

思いをかけた分、紙にも残るし、記憶にも残る。

完全自己満の世界ですがそうゆうのが結構大事だと思うのです。

 

そんなわけで写真管理マスターがいたら紹介してください。

我が家のシステムが破城する前に。

 

新人デザイナー 中野健太

 

 

 

 

自撮り

8年前の夏の日 ひよこみたいな頭の自撮り by YASHIKA T4