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  • January 15, 2017
  • diary

BERLIN 1991

新年早々腰痛に悩まされている。腰痛なだけにU2という訳ではない。

腰痛で動けないのでいつも以上に昔の音楽をじっくり聞いてみた。

このアルバム「Acthung Baby」は1991年ベルリンの壁崩壊、

南北統一後間もないベルリンにて録音された。

私の考えうるロック史上最高傑作のアルバムだ。

1991年、23歳。

私はどうしてこの時にベルリンに行かなかったのだろうか?

アントン・コービンのカバー写真がベルリンの息吹をリアルに伝える。

U2のメンバーたちは、ここで自分達が築いてきたものから抜け出して、

新たな音楽へと羽ばたこうと悶えている。

混沌としたベルリンの空気とともに、

そんな試行錯誤のリアリティーが伝わって来る。

 

U2 – Until the end of the world

 

恥ずかしい話だが29歳で死ぬ!と公言していて、

しかし29歳で父になり、そこからおよそ20年子供とともに育ってきた。

しかし突然息子は親元を離れいなくなってしまった今、

ぽっかりとあの頃に戻されたような感覚。

今では本当に自分の寿命を意識せざるをえない年齢になって、

ここからどこに向かって走っていけばいいのか?

ベルリンに行ったほうがいいのか?

BERLIN2017

 

いいや、今のベルリンに行っても意味はないだろう。

1991年のベルリンにはもう行けない 。

2017年の今、行くべきところはどこなのか?向かうべきところは?

そんなことを考える今日この頃。

腰痛で動けないので色々考える。

歌謡曲のことばかりを考えて生きている訳ではないのです。