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  • December 01, 2016
  • diary

Escapade

昨日のブログを書いていて思い出した。

暗黒の中学時代!?

ある意味最高で、ある意味最低な不思議な年頃。

いったい何だったんだ?中一の冬。

凧揚げ大会?美術の授業?

自分で竹を組んで、和紙をすいて、そこに何かを書いて、

手作りの凧を、僕らの未来のように空高く上げよう!という素敵な企画で(多分・・・)

みんなが墨汁で富士山やら竜やらだるまを書いている中、

私は、水彩絵の具でこのジャーニーの「ESCAPE」のジャケットのイラストを描いた。

それは、初めて買った輸入盤のLPだったのだ。

思い起こせば、これが私の初めてのグラフィックデザイン??模写だけど。

横になってる「JOURNEY」のタイプグラフィーを一生懸命に定規を使って描いた。

玉が破けて、かなぶんのような宇宙船のようなものが飛び出してくる。

なんだかよくわからないが、自分的には満足。

しかし美術の先生が嫌がる顔が目に浮かぶ。それを嬉しがる。

そんないけない子だった。

 

同じ頃、私の人生を左右したのでは?というくらい、印象的な出来事があった。

夏、なぜかクラスで登山に行った。担任も一緒にだ。

私は13歳で、バレー部なので五分刈りだったのだが、

N.Yのラッパー(RUN .D.M.C)より早く(!?)ジャージ姿(笑)で

家の大きなラジカセを肩に担いで山を登ったのだ。

かけてる音楽は松田聖子だったのかもしれないが・・・。

 

その時の担任に言われた一言を忘れない。

「お前は、音楽に逃げている。」

「うん、でも逃げ切る自信あるから。」と決して口に出しては言わない。殴られるから。

(ちなみに、この担任(バレー部の顧問でもある)には

映画「セーラー服と機関銃」を見に行くために部活をサボって、1日中正座させられたことがある。(笑))

 

でも、それは私にとってはEscape(逃亡)ではなく、Escapade(脱出)

私にとっての青空の様な輝く未来は、ここではない何処か。

そこに行くためには、音楽が必要だった。音楽だけで十分だった。

 

‘寂しくて悲しくてつらいことばかりならば

あきらめてかまわない

大事なことはそんなんじゃない’

(岡村靖幸)

 

確かに、大事なことはそんなんじゃなかった。

 

さて、実際この凧はどうだったのか?

すぐに墜落して分解してしまった。と言いたいところだが、

これがまたとてもよろしい完成度で、それはそれは空高く上がったとさ。

僕から遥か遠く。

空高く。もう見えなくなるくらい。

 

 

 

 

あの娘ぼくがロングシュートきめたらどんな顔するんだろう-岡村靖幸


あともう15秒で このままじゃ35連敗

ぼくの胸のドラムがヘビメタを熱演している

汗で滑るバッシュー まるで謡うイルカみたいだ

あの娘ぼくがロングシュート決めたら どんな顔するだろう?

 

誰もがもう諦めて苦く微笑むけれど

僕らならできるはず

革命チックなダンキンシュート

 

青春って1,2,3,ジャンプ 暴れまくってる情熱

青春って1,2,3,ジャンプ

あの娘だけの汗まみれのスター

 

あともう15秒で この街とお別れしなくちゃ

窓の外からパパとママが手を振っている

 

寂しくて悲しくてつらいことばかりならば

あきらめてかまわない

大事なことはそんなんじゃない

 

青春って1,2,3,ジャンプ 暴れまくってる情熱

青春って1,2,3,ジャンプ

あの娘だけの汗まみれのスター