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  • August 29, 2016
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笑顔届けるデザイナー

私は多摩大学グローバルスタディーズ学部グローバルスタディーズ学科の中村です。パソコンが好きで、バイトで貯めたお金でPCを買ったり、ぼっちで何時間でもPCの前にいられるほどです。

また、動画投稿者の動画の編集をお手伝いしています。動画の編集はとても楽しいです。さらにそれが大勢の人に見てもらえるととても嬉しいです。

私はキーボードの音を聞いているだけでもいいくらいです。そんなPCがとてつもなく好きな私は、PCを使った仕事がやりたいと思い、デザインやウェブサイトの制作をしている株式会社コルコバードでインターンシップをしています。

 

そんな中、初めて打ち合わせの現場の見学と取材をさせていただきました。

貴重な体験をさせてもらえて光栄でした。

 

▲小田原駅

今回取材をさせてもらったのは、シフトテック株式会社様のデザイングループディレクターの宮内さんです。

シフトテック株式会社は神奈川県小田原市にあるホームページ製作会社でbingo!CMSという国産のCMSを開発した会社です。

宮内さんは忙しい中、大変優しく、丁寧に答えて下さいました。

 

Q「シフトテック株式会社のデザイナーになったきっかけはなんでしょうか?」


▲宮内さん

「もともと造形だったりとか絵を描いたりだとか、クリエイティブにやっていくのが好きだったんです。最初ピザ屋で働いていました。ピザはちょっとしたクリエイティブだと思ったからです。生地作って具のせて、いかに綺麗に焼くかとか、そんなことを考えながらピザを作っていました。次にシェフになり、輪が広がりました。自分でレシピ書いて、自分の好きな食材で、自分の好きな味付けで盛り付けできるんです。しかし、クリエイティブとは程遠い原価計算などをする料理長にはなりたくなかっため、心機一転、趣味であるMAC使ってやってやるかということで、デザイナーになりました。そんな中ドットコムブームが起こりました。あの頃はWebに今ほどのルールがなく、トレジャーハント的な感じでちょっとボタンが隠れてたりだとか、今見ると結構斬新な感じで、すごく面白かったですね。そのドットコムブームに乗っかり、デザイナーのフリーランスとして生活していました。しかし、それだと給料も安く、食べていくのが大変という生活でした。そんな中、知りあいづてに今の会社の前身の会社からデザイナーとしてやってくれと頼まれ、初めて自分のデザインで納得のいく給料を貰えました。自分のデザインで指名がくるのに憧れていたし、そのためには会社に入りそういった環境に溶け込んじゃった方がいいかな、という感じで、この会社に入りました。」

 

宮内さんのお話を聞き、私はドットコムブームというものを初めて知りました。

ドットコムブームとはインターネットバブルやドットコムバブルとも呼ばれ1999~2000年頃にアメリカを中心に起こった、IT・インターネット関連の新興企業をめぐる経済的熱狂のことです。

日本でも、Yahoo! JAPANやソフトバンク、楽天などがインターネット企業として興隆しました。

ドットコムというものは私にとっては当たり前なので、もっと昔にできていた気がするのですが意外と新しく驚きました。と言っても、もう16年も前ですが、、、

 

宮内さんは

 

「デザイナーの本望は自分のデザインが認められ、自分にお客さんが付くことだと思う」

 

ともおっしゃっていました。その通りだと思いました。私は手伝いで動画の編集をしていて、その編集を視聴者の方に褒められたり、認められるととても嬉しいですし、次に編集する活力になります。それと似ていたのでとても、共感しました。

 

▲株式会社シフトテック様の中の様子

Q「この仕事のやりがいはなんでしょうか?」

 

「僕が仕事で得意としているのはディレクションとデザインです。お客様が考えているものを一緒に考えて、打ち合わせの段階で描いていた未来図を、いかにお客さんの期待プラスαで形にして返してあげて、それで納得して、喜んでもらえるのかがやりがいです。」

 

やはり、自分で考えたものが認められると嬉しいのは、子供も大人も皆変わらないんだと思いました。宮内さんはクリエイティブなことが好きとおっしゃっていましたが、私も自分で考え、作り上げられる仕事や、自分の好きなことを仕事にできるということに私はとても憧れます。好きなことを仕事にできるって本当にいいなぁと感じました。なぜなら、辛いことがあっても好きなことなら乗り越えられると思うからです。私も、今回のインターンシップを通してパソコンを使った仕事に就きたいと感じたので、そういった道に進めるように頑張りたいと思います。

 

Q「ちなみにこの仕事でつらいことってなんでしょうか?」

 

「僕たちはサイト運営のためのツールを作って、お客様に提供して、その上でサイトを動かすことになるので、ツールの中での最善なことしか提案できないんです。だから、ツールを進化させつつ、お客様の案件をこなしつつになるので、二極の脳みそを持たないといけないのが辛いです。何のデザインを作りましょうかという受け身ではなく、こういうものが求められているからこのデザインがいいですねと提案する感じです。デザインの引き出しはこちらにあるので、日頃からデザインのことを考えつつ、自分のものにして、すぐに思い出せるようにしておかないといけないのがつらいです。自分が進化して行かなければいけないから、楽しいんだけど、つらい・・・つらいから楽しい、頑張れるってところです。」

 

トレンドに乗り遅れないように、毎日考えて常に新しいことを創造していくというのは大変難しいことだと思います。さらに、そこにお客様の望みをちゃんと取り入れてそれを形にし、プラスαで提案するというのはとても大変だと思います。

 

また、パソコン好きな私に向けておっしゃってくださったこの一言、

 

パソコンはツールだから、パソコンを使った何かをやりたいじゃなくて、何かをやりたいからパソコンを使うって考え方のほうがいいです。

 

この一言を聞いてパソコンの見方が変わりました。しっかり目標を立てて、それを目指してパソコンを使い、その目標を達成することが一番いいことだと感じました。パソコンを使いたい理由をはっきりさせておくことは大切だと思います。現在大学2年生ですが、”パソコンを使った何かをやりたい”のではく、”〜〜をしたいからパソコンを使う”という考え方をしていこうと思います。動画編集や画像編集など、パソコンでしかできないことをしたいからパソコンを使うんだという考えを常に持っていきたいと思います。

 

最後に、

 

やっぱり自分が作ったデザインでお客様の喜んでくれる、その笑顔が一番です。

 

と、おっしゃっていたのが一番印象的でした。

私も将来、自分の好きなことを通して、お客様の喜んでいる顔を見るのが一番のやりがいと言える大人になりたいです。

 

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中村 太郎

多摩大学グローバルスタディーズ学部グローバルスタディーズ学科 2年在学。

コルコバードのインターンシップ生。

音楽鑑賞、ゲーム、動画編集、ドライブが趣味。

休日は友達と自由気ままに音楽流しながらドライブしたり、ゲームしたり。。。